誰でも日常のセルフケアに使える脈診講座
基礎編 全5回 講師:西下圭一
〜1月14日(木)スタート~(受付終了しています)
東洋の世界観では、見えないものを重視します。姿やカタチが目に見えなくても存在することを知り、それらを感じる力を養っていくことが大切です。
東洋医学では、四診といって診断に4つの手順があります。
「望んでこれを知る者を神といい、
聞いてこれを知る者を聖といい、
問うてこれを知る者を工といい、
切してこれを知る者を巧という。」
最初の「望んで」とは、望診のこと。
最後の「切して」とは、接する、触診と脈診のこと。
このように触れて診断する者のことを、医術の巧というので、
技を始まりとしています。
【日程とカリキュラム】
1月14日(木) 「陰陽の基本と、脈診技術の基礎」
1月28日(木) 「生命現象と、季節の脈診」
2月18日(木) 「五行の脈と、良脈」
3月10日(木) 「脈の診断」
3月24日(木) 「経絡と脈診」
※ 各回 18:00~20:30
治療家の世界では「脈診十年」といわれ、本当の診断力を身につけるには
それだけの鍛錬が必要といわれています。
ただ、そこまでではなくとも、日常的にセルフケアとして
取り入れていくことは、さほど難しいことではありません。
そして「なんとなく」わかってくることで、健康状態のみならず、
危機を察知することもできるようになるのです。
脈診でわかるのは、体調だけではありません。心の状態も現れます。
相性のようなものもわかるようになると、その健康法が自分に合ったものであるのか判断できるようになります。
脈診の習得として、まずはそこを目標とします。
本講座では、脈診の技術の習得を目標としますが、
同時に、東洋医学の基本的なこともお伝えしていきます。
講座でお会いできることを楽しみにしています。
西下圭一 Profile
圭鍼灸院 院長(みうらクリニックでも鍼灸治療中)

1971年生まれ。
20代でマクロビオティックとの出会いをきっかけに、自然療法を幅広く学ぶ。自らの体験を通して自然の法則を体得する。
はり師きゅう師国家資格を取得し、圭鍼灸院(兵庫県明石市)を開業。経絡治療を主体に0歳児からプロ・スポーツ選手まで幅広い患者層へ、養生指導も取り入れ臨床に取り組んでいる。
鍼灸師。介護予防運動指導員。
(2012年1月から)
正食協会にて講師を務め、月刊「むすび」(正食協会刊)にも連載中。